金属検出器対応プラスチック異物混入防止用グレード

近年、食品加工において異物混入を防止することが求められています。 エンズィンガーの金属検出器対応IDグレードを使用することで、食品製造プロセスにおけるプラスチックの混入を未然に防止することが可能となります。
IDグレードは、PEEKやPOM素材に安全要求を満たしたフィラーを配合しており、FDA、EU10/2011規格を満たした素材です。
食肉製造、食品梱包、ワイパーブレードなどに使用することで、食の安全に寄与します。

押出成形品素材のお取り扱い

 ・PEEK
     - TECAPEEK ID blue (丸棒:3000mm長)
     - TECAPEEK UD blue (丸棒:3000mm長)
 ・POM
     - TECAFORM AH ID grey (丸棒:3000mm長, 板材:500mm幅×3000mm長)
     - TECAFORM AH ID blue (板材:500mm幅×3000mm長)
     - TECAFORM AH UD blue (丸棒:3000mm長)
 ・PBT
     - HYDEX 4101 UD blue (丸棒:3000mm長)

          ※ID:金属検出器対応
          ※UD:金属検出器 + X線検出器対応

【検出感度について】
金属検出器における検出限度は、以下の条件に左右されます。

検体が検出器を通過する速度

検出器の設定条件

検体の導電性(食塩・導電性イオンの存在など)

コンパウンドのお取り扱い

押出成型素材だけでなく、射出成型向けコンパウンドも販売しております。
PA66を中心として展開しております。(PEEKやPPへの対応も可能です)
ナイフの柄、搬送パレット、結束バンドなど、射出成形にて作製することができます。
詳細についてはこちらからご確認ください。

コンバウンドグレードのお取り扱い

コンバウンドグレードのお取り扱い

適用分野・用途

適用分野

  • 食肉、練物、ジュース、パン、麺類の製造
  • 食品包装
  • 薬品包装
 

適用用途

  • ハウジング部品
  • 混合・撹拌部品
  • ワイパーブレード
  • コンベア輸送部品
  • バルブ類
  • リング類
  • 小分け用プレート等

UDグレード(金属検出器、X線検出器どちらにも対応)

これまで、エンズィンガーは食品機械用途向けに金属検出器対応グレードとしてIDグレードを販売してまいりました。
新素材のUDグレードは、従来のIDグレードの機能に、X線検出の性能を追加したグレードになります。
プラスチックの異物混入防止のため、食品製造ラインに金属検出器とX線検査機が設置されるケースが多いですが、どちらの機械にも検出されるUDシリーズを用いることで、食の安全性をさらに向上させることができます。

 ・PEEK
     - TECAPEEK UD blue (丸棒:3000mm長)
 ・POM
     - TECAFORM AH UD blue (丸棒:3000mm長)
 ・PBT
     - HYDEX 4101 UD blue (丸棒:3000mm長)

TECAFORM AH UD blue

TECAFORM AH ID 開発ストーリー

ENSINGERのTECAFORM AH IDは、ドイツのハム・ソーセージ業者から、直接のご要望を受けて開発したグレードです。
ドイツには様々な種類のハム・ソーセージがあります。
あるソーセージでは、ケーシング(天然腸など)に詰める際に、ポリアセタール樹脂製(POM製)の型を使用して、プレスをかけることで、効率よく細切りした肉を詰め込む工程があります。非常に高い頻度でプレスを繰り返すため、型には高い摺動性と強度が求められています。しかし、通常のポリアセタール樹脂を使用したとき、何らかの加減で型が破損してしまうと、ソーセージの中に混入してしまう危険がありました。


最初は、何も着色していないポリアセタール樹脂を使用していましたが、肉の脂肪などとの見分けがつきにくいため、天然には存在しない青色に着色したポリアセタール樹脂を使用して、混入しても外側から見分けがつくようにしていました。


しかし、この方法では、ソーセージの内側に完全に埋もれてしまった場合は、外観からは確認ができません。
そのため、型の破損が確認されたときは、混入が懸念される製品をさかのぼって確認しなければならないという問題が発生していました。


食肉業界では、ミンチや混合の際に金属製のカッターや撹拌翼を使用しているため、金属異物の検出の目的で、
金属検出器を製造ライン上に取り付けてあります。そのため、型の状態を定期的に確認する以外に、金属検出器で検出可能な樹脂で型を作ることで破損しても金属検出器で即座に検出可能な状態にすることを希望していました。


ENSINGERは、安全でかつ、金属検出器で検出可能なポリアセタール樹脂、TECAFORM AH IDをお客様との共同開発し、食品業界でニーズが底堅いことから、全世界で販売することになりました。


日本でも、複数の食品加工業者でご採用いただいています。

TECAFORM AH IDの長所と短所

長所
  • 金属検出器で検出可能(X線検出器も可能)
  • 食品衛生法適合(使用環境100℃以下)、FDA認証取得
  • 耐溶剤性、耐油性、耐洗剤性が良好
  • 耐熱水性を有し、オートクレーブによる殺菌も可能
  • 耐疲労性に優れ、クリープ特性にも優れる
  • 良好な摺動性
  • 切削加工性に優れ、表面特性が良好
  • 酸に冒されやすい
  • 塩素系殺菌・洗浄剤(次亜塩素酸など)に冒されやすい
  • 接着しにくい
  • 比重が大きい

滅菌・殺菌・消毒処理に対する耐性


加熱殺菌 乾熱殺菌 180℃×30分

×

湿熱殺菌 オートクレーブ(134℃)

レトルト殺菌(121℃)

蒸気殺菌(100℃)
プラズマ殺菌 過酸化水素プラズマ法

ガス殺菌 酸化エチレン

ホルムアルデヒド

照射滅菌 γ線照射

×

液体系殺菌・洗浄剤 過酸化物系 (過酸化水素水、オゾン等)

×

塩素系(次亜塩素酸ナトリウム、さらし粉等) ×

アルコール系
陽イオン界面活性剤系
ビグアナイド系殺菌剤
フェノール系殺菌剤

耐薬品性 塩酸 ×

リン酸水溶液 ×

酢酸10%水溶液
水酸化カリウム50%水溶液
水酸化ナトリウム50%水溶液
ホウ酸10%水溶液
亜麻仁油
食用油
エタノール
イソプロパノール

○ : 耐性有り    |    △ : 注意して使用する    |    × : 耐性無し

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