超高耐熱PEKEKK樹脂


PEEK樹脂では耐熱性が不足するので、しかたなく超高耐熱のスーパーエンプラを選択していませんか?
吸湿性の高さに苦労していませんか?
吸湿すると、膨張して寸法が変わります。また、その状態で高温に加熱すると、膨れたり、ヒビ・割れが生じます。




丸棒(径5〜200mm × 1〜3m長)
板(5〜100mm厚 × 300,400,1000mm幅 × 1〜3m長)

ケトンとエーテルの組み合わせが異なります。(PEとPPの共重合体のバリエーションと同じような意味です。) 組み合わせが異なることで、熱特性を改善することができました。
切削加工用PEKEKK樹脂素材の樹脂原料は、Victrex社製のVICTREX ST STG45を使用しています。

製品の特徴

長所
  • PEEKとほぼ同等な素材特性を有する
  • PEEKを上回る優れた耐熱性
    • ガラス転移点:162℃        (PEEK:143℃)
    • 荷重撓み温度:172℃        (PEEK:152℃)
    • 150℃における曲げ強度:80MPa (PEEK:38MPa)
    →150℃から200℃における耐熱強度が大幅に向上
  • 室温での機械強度、弾性率もPEEKに優る
  • PEEKよりも耐疲労性が優れる
  • 耐熱性樹脂の中では吸水率が極めて低い:0.05%
  • 濃硫酸等の一部の強酸には冒される
  • 結晶性樹脂の短所がある(結晶化によるソリ・歪み)
  • 黒色のみのご提供となります

適用分野・用途

TECAPEEK ST

TECAPEEK ST black

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適用分野
  • 機械工学系部品
  • 移送・コンベア関連部品
  • 半導体製造治具
  • 自動車工学系部品
  • 化学工業系部品
用途
  • ギア
  • フリクション・ベアリング
  • ボールバルブ・シール
  • ブッシング、軸受筒
  • ポンプ筐体(ハウジング)
  • 定量ピストン
  • ウェハ保持具
  • 光学実装治具
  • プラグ部品

150℃〜200℃における耐熱性

ナチュラル組成では、PEEK樹脂と比較して荷重撓み温度が20℃向上し、以下の二つのグラフに見られるように、150℃から200℃における物理特性が大幅に向上します。

  • PEKEKK樹脂の150℃環境における曲げ強度は、PEEK樹脂よりも2倍以上の強度を保ち、275℃になっても20MPaを維持している。一方、PEEK樹脂は、165℃の段階で既に20MPaを割り込んでしまう。
  • PEKEKK樹脂の曲げ弾性率は、170℃付近までPEEK樹脂の室温における曲げ弾性率とほぼ同等の値を維持している。その後穏やかに低下するが、PEEK樹脂のように急激に低下しない。
  • PEKEKK樹脂は、PEEK樹脂と同様に結晶性樹脂であるため、炭素繊維、ガラス繊維による補強効果を得ることができ、荷重撓み温度は380℃付近にまで高めることが可能である。

切削加工性

TECAPEEK ST blackは、非強化PEEK素材と比較すると、堅く、切削加工が容易です。
切削条件は、PEEKでの条件が適用できます。
寸法精度もPEEKと同等です。

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